この看板ブログも数人で書いているのですが
ほとんど更新されていないカテゴリがありました。
「良い看板のポイント」です。
2011年10月20日「看板までの距離と文字の大きさ」
が最後の投稿でした。
ですので今回は8年ぶりに更新します。
今回の題材は「看板と周りの環境」です。
看板のデザインをしているデザイナーの中には
現場のことをほとんど知らない人もいます。
自分は現場に足を運んでくれるデザイナーは
いいデザイナーだなと思っています。
(経費や費用の関係もあるので一概には言えないですが)
デザイナーが外部にいる場合は
お客様と打ち合わせをした営業の人が
どれだけデザイナーと打ち合わせをするのかでも
変わってきます。
少し前置きが長くなったのですが
例えば簡単な例を出すとすると
・背景が黒で文字が白の看板
・背景が白で文字が黒の看板
があった場合、
取り付ける面が黒だと看板が目立ちません。
背景が木目の茶色だとすると
黒っぽい色や茶色は避けたほうが看板は目立ちます。
ただお店のイメージやお客様のご要望もあると思いますので
その場合は周りに模様や枠などを付けるだけでも
看板の存在感が上がるかと思います。
ですのでここまでで重要なことは
看板には本体のデザインだけでなく
周りの環境との融合性も大事だということです。
現場の環境を知らないデザイナーには
良い看板を作れないと思います。
最終的に看板の発注をするのはお客様ですので
ではいいデザインをするためには
どういった打ち合わせをしたらいいかということです。
ここまでのことを踏まえて一番大事なのは
現場の写真に看板を合成したもの
を作成しておいたほうが良いということです。
その合成イメージを使ってお客様と打ち合わせを行い
悪いところを改善していけば
必然的に良い看板が出来上がっていくと思います。
ここからは過去の具体的な例を紹介します。
環境を含めたときにまず大事なのはサイズ感です。
この場合ですとお客様は予算内でなるべく大きなものが
作りたいということでしたのでそのサイズ感を表しています。
こちらは歩行者から見えるようにというご要望でした。
歩道から見えるようなサイズ感で夜は電照となります。
あまり大きなものは明るすぎるというのと
予算的なものも含めての打ち合わせとなりました。
こちら場合は、遠くから看板が見えるのがポイントでしたので
田んぼを挟んで遠くからの写真に合成しています。
こうやって合成イメージを製作してくことで
打ち合わせもスムーズに進むのと
施工後のトラブルが格段に減ります。
お客様の方も看板屋に対して合成イメージを要求することは
後々のトラブルを避けることになるのでおすすめです。
もう少し変わった例も挙げておきますと、
こちらの看板は歩行者への誘導のために
付けたいとのご要望でした。
ですので「社名」も大事ですが「2F」の方も大事です。
下から見上げた際に「2F」というのが見えやすいように
階数表示を下に配置し直しました。
またこちらの例も歩行者をターゲットにしているものです。
店舗の入口上に看板を新規で設置しますが
歩行者からは壁面看板が見えにくいため
歩行者用として柱に突出看板を追加しました。(※赤の矢印)
一般的には下左2つの合成しかしないことが多いと思いますが
ターゲットからの目線の合成も1つ入れることで
改善が生まれます。
こういったことも合成イメージがあると
スムーズに打ち合わせができお客様の検討がしやすいです。
看板を設置するときにはデザインもですが
どこからその看板を見るのか?
がとても重要です。
デザインをする際には正面からだけの原稿になりがちです。
しかし実際には歩行者目線で見ると「全く見えていない」
ということが良くあります。
これがはじめに書いた現場に行かないデザイナーは
いいデザインができないということにつながります。
これから新しくお店をオープンしようとお考えの方は
必ず様々な場所から(ターゲットは誰か?車?歩行者?)
お店の位置を確認しておき
打ち合わせされたらよいかと思います。
またデザイナー、営業の方は
合成イメージを作成することで打ち合わせもスムーズで
後々のトラブルもかなり無くなります。
一度考えてみてはいかがでしょうか。
ほとんど更新されていないカテゴリがありました。
「良い看板のポイント」です。
2011年10月20日「看板までの距離と文字の大きさ」
が最後の投稿でした。
ですので今回は8年ぶりに更新します。
今回の題材は「看板と周りの環境」です。
看板のデザインをしているデザイナーの中には
現場のことをほとんど知らない人もいます。
自分は現場に足を運んでくれるデザイナーは
いいデザイナーだなと思っています。
(経費や費用の関係もあるので一概には言えないですが)
デザイナーが外部にいる場合は
お客様と打ち合わせをした営業の人が
どれだけデザイナーと打ち合わせをするのかでも
変わってきます。
少し前置きが長くなったのですが
例えば簡単な例を出すとすると
・背景が黒で文字が白の看板
・背景が白で文字が黒の看板
があった場合、
取り付ける面が黒だと看板が目立ちません。
背景が木目の茶色だとすると
黒っぽい色や茶色は避けたほうが看板は目立ちます。
ただお店のイメージやお客様のご要望もあると思いますので
その場合は周りに模様や枠などを付けるだけでも
看板の存在感が上がるかと思います。
ですのでここまでで重要なことは
看板には本体のデザインだけでなく
周りの環境との融合性も大事だということです。
現場の環境を知らないデザイナーには
良い看板を作れないと思います。
最終的に看板の発注をするのはお客様ですので
ではいいデザインをするためには
どういった打ち合わせをしたらいいかということです。
ここまでのことを踏まえて一番大事なのは
現場の写真に看板を合成したもの
を作成しておいたほうが良いということです。
その合成イメージを使ってお客様と打ち合わせを行い
悪いところを改善していけば
必然的に良い看板が出来上がっていくと思います。
ここからは過去の具体的な例を紹介します。
環境を含めたときにまず大事なのはサイズ感です。
この場合ですとお客様は予算内でなるべく大きなものが
作りたいということでしたのでそのサイズ感を表しています。
こちらは歩行者から見えるようにというご要望でした。
歩道から見えるようなサイズ感で夜は電照となります。
あまり大きなものは明るすぎるというのと
予算的なものも含めての打ち合わせとなりました。
こちら場合は、遠くから看板が見えるのがポイントでしたので
田んぼを挟んで遠くからの写真に合成しています。
こうやって合成イメージを製作してくことで
打ち合わせもスムーズに進むのと
施工後のトラブルが格段に減ります。
お客様の方も看板屋に対して合成イメージを要求することは
後々のトラブルを避けることになるのでおすすめです。
もう少し変わった例も挙げておきますと、
こちらの看板は歩行者への誘導のために
付けたいとのご要望でした。
ですので「社名」も大事ですが「2F」の方も大事です。
下から見上げた際に「2F」というのが見えやすいように
階数表示を下に配置し直しました。
またこちらの例も歩行者をターゲットにしているものです。
店舗の入口上に看板を新規で設置しますが
歩行者からは壁面看板が見えにくいため
歩行者用として柱に突出看板を追加しました。(※赤の矢印)
一般的には下左2つの合成しかしないことが多いと思いますが
ターゲットからの目線の合成も1つ入れることで
改善が生まれます。
こういったことも合成イメージがあると
スムーズに打ち合わせができお客様の検討がしやすいです。
看板を設置するときにはデザインもですが
どこからその看板を見るのか?
がとても重要です。
デザインをする際には正面からだけの原稿になりがちです。
しかし実際には歩行者目線で見ると「全く見えていない」
ということが良くあります。
これがはじめに書いた現場に行かないデザイナーは
いいデザインができないということにつながります。
これから新しくお店をオープンしようとお考えの方は
必ず様々な場所から(ターゲットは誰か?車?歩行者?)
お店の位置を確認しておき
打ち合わせされたらよいかと思います。
またデザイナー、営業の方は
合成イメージを作成することで打ち合わせもスムーズで
後々のトラブルもかなり無くなります。
一度考えてみてはいかがでしょうか。